History of

YONEMOTO
COFFEE

美味しい珈琲には
理由がある。
創業60年を超える米本珈琲が
自信を持ってお届けするコーヒー

いろいろな豆の味を探すことが楽しい。
コーヒーの香りは忙しい毎日を忘れホッとする。
豆を挽くときの香りを楽しむ。
部屋全体に広がる香りに癒される。
酸味がないコーヒー、甘さ、香りを味わいたい。
コーヒーが好きな理由はさまざまです。

美味しい珈琲
その理由とは?

Point.1

品質鮮度
Coffee bean quality and freshness.

コーヒー豆は農作物です。
そのため、同じ豆であっても、標高や気候、生産者が違えば品質が異なってきます。
自ら中南米・アフリカなどの生豆の産地を視察し、

『鳥たちが安心して棲める自然豊かな農園』
『自然環境と動植物の保護に配慮して生態系に影響を及ぼす科学薬品・化学肥料などを一切使わずに、昔ながらの栽培方法で栽培している農園』

のコーヒー豆にこだわって原料として仕入れております。

豆の品質と鮮度
豆の品質と鮮度

土壌・水・気温・日照・標高・寒暖差などの栽培環境と、
生産者の熱意・努力・愛情 が注がれてこそ高品質な生豆が生まれます。
米本珈琲では、自ら幾度となく生産地に赴き、品種や栽培方法をつぶさに見て回り、高品質な豆を調達する努力を実践し続けております。

また直接、現地のコーヒー農園へ視察に行き、
その年に最高の仕上がりとなった豆の買い付けにもいきます。

Point.2

スペシャリティコーヒーとは
What is Specialty Coffee?

スペシャリティコーヒー豆
生産地、生産農園
生産者が明瞭
標高1000〜1500m
(寒暖の差)
スタンダード豆
大量生産
標高の低い
産地
生産地、生産農園
生産者が不明瞭

スペシャリティコーヒーが一般のコーヒーと違う点

豆の品質と鮮度
1
豆の産地・生産方法
大量生産では豆のコストがどんどん下がり、生産者たちに適正な報酬が支払われないことが問題になっています。スペシャリティコーヒーに認められた農園のコーヒー豆は、通常よりも高い価格が支払われる仕組み。
「良いものを作れば高く売れる」ので、生産者たちが丁寧に高品質のコーヒー豆を栽培するという好循環を生み出しています。
2
豆の形や大きさ
コーヒー豆の粒の形や大きさが揃っていることもスペシャリティコーヒーの条件のひとつ。「形や色が悪い」「虫食いがある」「カビが生えている」ような豆をひとつひとつ手作業で除去し、粒の揃った豆だけを丁寧に選別しています。
3
スペシャリティコーヒーが他のコーヒーと違う一番のポイントは風味。
苦み・酸味・コク・香りなどの風味が、「コーヒー豆の産地や種類をしっかりと表現できているか」が大切になります。
4
価格
高品質な豆しか認められないスペシャリティコーヒーは、やはり一般のコーヒーの価格よりも3割ほど高めの値段設定です。
値段が高い分「高品質で安心なコーヒー豆という保証付き」なので、安心でおいしいコーヒーが飲みたい人にとってはその価値は十分あると思います

スペシャリティコーヒーは協会が認定した特別なコーヒー

From seed to CUP
を定義としたもの
「from seed to cup」は代表的なキーワードです。
これは、「コーヒーの生産からカップに至る全てのプロセス」を意味します。
このプロセスのすべてを通じて、スペシャリティコーヒーが生産されるということです。
コーヒー豆を栽培するところから飲み物として提供されるまでの全工程の品質管理が行われ、
高品質な商品が提供されるコーヒーを指します。
また、スペシャリティコーヒーの特徴として、農園との直接取引があります。
そのため、品質に合った報酬を農園が受け取ることが出来ているのです。
CONNECT COFFEE - SEED TO CUP
ではスタンダード豆はよくないコーヒー豆なの?

「スタンダードコーヒー」はロットごとの品質の差が大きいのは事実です。
品質が安定しないという側面があり注意が必要ですが、弊社では数ある「スタンダードコーヒー」の中でも予めロットを選定して、品質を確かめて輸入をしております。
そこには「スペシャリティコーヒー」にも劣らない良い商品を「スペシャリティコーヒー」比較して手頃な価格で購入できる機会があるからです。
これは販売価格にもおのずと反映されます。これらの商品をバランスよく取り扱うことで、さまざまな商品を提供できることにつながり、多種多様なニーズにお応えしていくことがコーヒー専門店としての使命だと思っております

Point.3

濃い香り引き出す焙煎技術
Roasting technology to bring out the intense aroma.

熱量・排気のバランス

「濃い香り」「深みのある味わい」「優しい甘さの余韻が残る」コーヒーを焙煎するには、職人の感覚と経験に基づく、熱量と排気のバランスが必要です。
香りが少ないもしくはないということは、焙煎時に排気バランスが悪く香りが飛んでしまっている可能性があります。

また、あまり深煎りし過ぎてしまうと
フルーティーな甘みのある余韻を残すことができません。

職人のこだわりは一杯のコーヒーに最高の価値を与えること。良い香りと味を目覚めさせ、悪い味をカップに滲み出さないこと。
生豆の特徴を十分に見極め、対話するように焙煎します。
実際にバーナーの炎の音やドラムの回転音、生豆のハゼ音を聞きながら頃合を計るのです。そこでは 熟練の技と経験に裏打ちされた焙煎のノウハウが最大限に発揮されます。

焙煎

生豆は常に同じではありません。同一農園の同一種でもその収穫期や経過時間や保管方法によって微妙に違ってきます。
生豆の色や香りを適切に判断するノウハウも、経験が育んだ職人技といえます。
香りが優れた生豆は、その香りが際立つ焙煎度を選び、上質の酸味を持つ生豆は浅めの焙煎を心がけます。
また、程よい苦味を持つ生豆ではミルクとの相性を考えた深めの焙煎をほどこしています。

鮮度が良い状態を保てる理由
いくら品質が良い豆でも焙煎してから時間が経ってしまっていては本来の味わいは出せません。
品質が良く、適正に焙煎され鮮度も良いことがおいしいコーヒーの条件となります。

品質の良い豆とは、
温度による味わいの変化が楽しめる

品質の良い豆(スペシャリティーコーヒー)は一切の雑味がありません。
そのため、温度が変化しても苦みを残すことなくフルーティーな甘みを醸し出します。
また、一般のコーヒーは平面的な味と表現されるのであれば、品質の良い豆(スペシャリティーコーヒー)は立体的な味と言われ、温度によって変化する味を楽しむことができるのです。

少し温度が下がると甘さを体感できる

人間は、熱いと味や甘みよりも温度を感じてしまい先に熱さが伝わってしまいます。その後、温度に慣れてくることで豆本来のフルーティーな甘みを感じることができます。

なぜ温度が下がると甘み・フルーティーさを感じる?

甘みの強さ、甘みを感じる時間の長さは、温度の変化によって違いがあります。果糖は高温では甘さが少なく温度が低く冷めるにつれ、甘みが増加していきします。

鮮度が良い状態を保てる理由

米本珈琲では喫茶店・焙煎所共に豆の販売を行っており最低限のストックしか持っていません。
ストックが減れば焙煎するので常に新鮮な状態でご購入いただけます。

焙煎
鮮度が落ちると?
焙煎した豆は焙煎直後から酸化が始まります。粉は豆よりも酸化のスピードが早いです(豆のままですと香りを閉じ込めておりますが、粉になることで豆より表面積が数百倍多くなるため)
Point.4

60年長きにわたり築き上げてきた
「おいしいコーヒー」という信頼
Trusted for 60 years for “good coffee”.

At home of well-known store TSUKIJI,
a taste of "YONEMORO COFFEE".
米本珈琲は、1960年に東京の築地で開店しました。
開店以来60年、自家焙煎珈琲の喫茶店として、形年齢を問わずご愛顧いただき
また、県内県外問わず多くのお客様にご来店いただいています。

ジョンレノン・オノヨーコさんも
来店し愛されたハウスブレンド

コーヒー好きで有名なあのジョン・レノンとオノヨーコさんもご来店。
お忍びで来られていたこともあり写真やサインを断られてしましましたが、その代わりに「また来るわ」、と言っていただき何度もお見えになられました。
飲み終わったコーヒーカップの裏に日本ではなじみのないチップを置いてったことも印象的です。

そんななか河出書房新社さんから
【生誕80年没後40年の今、ジョン・レノンが愛した日本との関わり】
に焦点をあて、交流した人物、訪れた場所などからその足跡を辿り米本珈琲がジョンが訪れたお店の一つとして紹介されました。これも一期一会に感謝すべきことがらであると感じております。

そんなジョンに恩返しをするわけではありませんが、
世界中からジョンに関わる限定品を買付し店内に装飾品としてコレクションしております。おかげさまで世界中からビートルズファンに愛されるお店にとしてお客様から喜ばれております。

Point.5

コーヒー王様 "ブルーマウンテンNO.1"
米本珈琲こだわり続ける理由
Why Yonemoto-Coffee continues to focus on
“Blue Mountain NO.1,” the king of coffee.

カリブの宝石「ブルーマウンテンNo.1」

ブルーマウンテンNo.1はとにかく焙煎した時の豆が美しく、ツヤ、豆の膨らみ、粒の均一さ、がもはや宝石と言われています。

そんなジャマイカコーヒーの代名詞といえば「ブルーマウンテン」なのですが、ジャマイカで生産されたコーヒーすべてが「ブルーマウンテン」を名乗ることができるわけではありません。
ジャマイカ政府が指定した「ブルーマウンテン地域」のなかでも、標高800~1,200mのエリアで栽培されたコーヒーだけが、「ブルーマウンテン」として世に出ることが許されています。

そして「ブルーマウンテン」のなかでも更に3つの等級があり、豆の大きさや欠豆数の割合によって「No.1→No.2→No.3」と格付けされます。こうして条件を全て満たしたものが「ブルーマウンテンNo.1」と呼ばれ、ジャマイカコーヒーの最高級品となるわけです。

最高級品といっても驚かれるのはその価格。なぜブルーマウンテンNo.1はこんなに高いのか、実際私たちのようなコーヒー屋が仕入れる際も他のコーヒーに比べてその価格は別格なのです。
いくつかの理由や説はあるようですが、ジャマイカの農水省管轄の コーヒー産業公社(CIB)の厳しいチェックにより、確固たる品質が保証されが故に生産量が管理されていることや、初めて日本に入ってきた時に“英国王室御用達”というお墨付きと共にその名が広まったことなどがあるようです。

ちなみにブルーマウンテンの輸出先の少なくとも80%ぐらいは日本で、香り豊かな味わいが好まれたことやブランド志向な国民性がその価値を高めているのかもしれません。

もちろん高価だから絶対美味しいという訳ではなく、コーヒー自体好みなので万人のお口に合うということはありませんが、どこの業者さんでも取り扱いができる商品ではなく需要に対して供給の少ない『ブルーマウンテンNo.1』を提供し続けるには長い歴史と深いお付き合いから成り立つ『信用』によって仕入れを可能にしております。

そんな価値のあるコーヒーを一度でいいから飲んで頂きたい。
そんな想いがブルーマウンテンNO.1を提供し続ける理由のひとつです。

小さな個人経営の喫茶店が60年間も
愛され続けるということは稀なことだと思います。
これも、コーヒー専門店として
お客様が喜ぶコーヒーの味・焙煎を追求し続けたこと
築地場外市場という独特な場所にニーズを汲み取り
そして「築地においしいコーヒーのお店がある!」と広めてくれた
常連様の方のおかげだと思っております。
60年の長きにわたり築き上げてきた
「おいしいコーヒー」という信頼は
私たちの大きな誇りです。